楽天モバイルのは、月間のデータ容量に基づく速度制限が無いため、自宅が楽天モバイルの楽天エリア内であり電波がよく入る状況である方にとっては光回線のような固定回線のように楽天モバイル使うことが可能です。一人暮らしの方においては固定回線としても使えて、モバイルルーターとしても楽天モバイルがあれば使えるかとおもいます。
今回は楽天モバイルを固定回線代わりに使うために必要なこと、注意点についてまとめていきます。
目次
楽天モバイルを固定回線代わりにできる理由
楽天モバイルの楽天回線エリアに対応している環境で通信をするのであれば、光回線などといった固定回線の代わりとして利用することが可能です。
楽天モバイルの2022年8月現在の月額料金の上限は3,278円(税込み)、光回線などの固定回線と比べると割安で、工事不要で、契約期間の縛りもないため、楽天モバイルと契約してSIMが手元に届き次第すぐに固定回線代わりに使うことも可能になります。契約するための初期費用は一切かかりません。
2022年7月までは通信が毎月1GB以内あれば維持費をとなる基本料金も無料でしたが、無料枠はなくなりました。
しかしながら、固定回線として利用することを想定するユーザーが楽天モバイルをそのような少ないデータ容量で利用することはないとはおもいます。
月額3278円でデータ通信し放題
工事不要・契約期間の縛りがない
すぐに使える
契約するコストがかからない
楽天モバイルを固定回線代わりするために重要な2つのこと
楽天モバイルを家の固定回線の代わりとして使うには理解しておくべき2つの重要なことがあります。
2.楽天モバイルの周波数に対応するモバイルWIFIルーターが必要
楽天が自社提供するエリアであること
Band | 周波数 | 特徴 | |
楽天回線エリア | 3 | 1.7GHz | 通信し放題だが、屋内などに電波が届きにくい |
パートナー回線エリア | 18/26 | 800MHz | 月間5GBの制限ある、屋内でも、外でも電波につながる |
楽天モバイルが提供する通信周波数帯には、楽天基地局(アンテナ)の電波を利用する楽天回線エリアとと、楽天が自社で提供できない地域をカバーするためにAUの通信周波数帯を使わせてもらっているパートナー回線のエリアの2つがあります。
楽天モバイルが自社提供する楽天基地局に接続して通信ができる楽天エリアにおいては通信に制限はありませんが、AUが提供するパートナー回線エリアでの通信は月間の上限が5GBで、それを超えると速度制限が最大1Mbpsになってしまいます。
楽天回線エリアは拡大していますが、日本全国全てをカバーできているわけではありません。また、
楽天回線エリア内であっても4Gが現状はメインとなりますので、楽天のBAND 3と呼ばれる周波数帯は、建物など障害物に弱い特性のため、屋内や近くに大きな建物があると電波が繋がらないということが多々あります。
楽天回線エリアでも繋がらない可能性はありえます。
楽天モバイルは、契約しても使わなければ維持費となる基本料金が発生しないので繋がらなかっても大きな損失にはならないのが安心できるところです。
楽天モバイルの周波数に対応するモバイルWIFIルーターが必要
楽天モバイルではドコモが提供しているようなhome 5Gのような固定回線での利用に適したホームルータータイプの製品がないため、代替することができるモバイルWIFIルーターが必要となります。
モバイルWIFIルーターも楽天モバイルの周波数に対応していればいいといわけではありません。パートナー回線につながってしまうと、データ通信容量が月間5Gという上限がありますので、楽天回線のみに繋がらせることができる機能が必須となります。楽天モバイルもモバイルWIFIルーターを1円で販売していますが、楽天回線のみに固定できるというところが仕様にはみられないことや、品薄で手に入らないので、SIMフリーのWIFIルーターを買うのが現実的ですし、ドコモやAUやSoftbankでもつかえるようになるのでおすすめです。
楽天回線に固定できる機能を持つWIFIルーター
楽天モバイルを固定回線代わりとして使うには、楽天回線に固定できるWIFIルーターが必要となります。楽天回線に固定化できるWi-Fiルーターは以下の2つが代表的なものがあります。
富士ソフトのFS040W
¥12,474
モバイルWIFIルーターなので、持ち運びができるので、外でも使えるところが利点です。ホームキットと組み合わせると、ホームルーターとして使えます。ホームキットはWIFIにあるリチウム電池を外しても電源供給される仕組みなので、バッテリーを消耗させない使い方もできます。
富士ソフト様より「ソフトウェアのアップデートにより、楽天回線に固定できる仕様になった」と連絡をいただいているので、楽天モバイルも問題ありませんし、MVNOやドコモ、AU、SoftbankのSIMをさせて動かせるので万能です。
詳細は以下にまとめています。
IOデータのWN-CS300FR
¥11,495
据え置きできるタイプでSIMを挿入してつかえるWIFIルーターです。
持ち運びはできませんが、自宅に設置して使いたいならこちらのWIFIルーターがおすすめです。
こちらも、楽天回線のBAND3に固定できる仕様になっています。
まとめ
楽天モバイルを固定回線として利用するメリット
0円で始められる
楽天モバイルの自社回線を固定回線代わりに使うメリットは固定回線のような工事を必要とせず、通信費が安くSIMが手元に届けばすぐに始められるところあります。
楽天モバイルの契約にかかるコストはなく、契約しても使わなければ維持費もかからないというところがメリットです。
注意点
楽天の自社の電波状況は要確認
楽天モバイルの自社回線のエリアが限定されていることまた、エリア内であっても、屋内だと繋がらないという場合もあることありますので、楽天モバイルの自社の電波が入るかどうかは要確認です。
速度制限がある
楽天モバイルの公式に記載はありませんが、楽天回線エリアでの通信量が1日10GBを超えると最大3Mbpsに制限されるということが言われています。とは言え、通信量が1日10GBを超えるような使い方をしなければ速度制限を気にする必要は無い上に、速度制限が適用されている状態でも、上下共に3Mbps程度の速度がでれば快適に使えるので、それほど心配する必要はないように思います。
楽天モバイルを固定回線として使うケース
楽天モバイルは、電波が入ること、WIFIルーターがあれば、固定回線の代わりとしてつかえます。
固定回線として利用するケースとしては
・テレワークなどの利用、1日10GBを超えても快適に通信できることがさほど重要ではない
・光回線を契約して工事がおわるまでの間に利用
といった用途には非常にいいとおもいます。
しかしながら、光回線に比べると、通信速度やPING値は劣っしまいます。オンラインゲームなど、通信速度やPING値を求められるような用途には楽天モバイルを固定回線として使うことにはむていません。
楽天モバイルは、最大4カ月(初月 + 3カ月)は無料になるキャンペーンなどもおこなっています。リスクがすくなくためせるので、大容量通信を検討している方にはおすすめの回線です。
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