海外旅行で定番の場所といえばアメリカのハワイではないでしょうか?日本人がもっとも訪れる場所と言っても過言でないと思います。ハワイに行っても日本と変わらずスマートフォンを使って家族や友人とLINEでやり取りしたり、撮った写真をすぐSNSにアップできたら便利ですよね。
海外でインターネットを使う手段のとしては「ポケットWi-Fiレンタル」「プリペイドSIMカード」「プリペイドeSIM」「ローミング」がという方法がありますが、その中でももっとも手軽で安く安心な方法として
「プリペイドSIMカード」「プリペイドeSIM」を購入することだと思います。
最も安く便利にネットを使える方法と言えるでしょう。
ハワイでは、ワイキキの街中やアラモアナセンターにショップでSIMカードが買えるようですが、日本にいてもAmazonでハワイ(アメリカ)で使えるSIMカードを購入できます。
ハワイで販売されているSIMカードの価格はわかりませんが、日本で販売されているSIMカードやeSIMであればスペックや価格などがわかりますので、詳しく解説していきます。
ハワイで使えるプリペイドSIMカード、eSIM、それからahamoについて紹介します!
ハワイはアメリカなのでもちろんのことアメリカ本土でも通信できますので、ニューヨークやロスアンゼルス、シアトルなど訪れる方も参考にしていただければ幸いです。
目次
ハワイで使えるSIMカード(eSIM)が購入できる場所
ハワイで利用できる「SIMカード」を調達するには、事前に買うか、ハワイで買うかの2つの方法があります。
ハワイ現地でSIMカード/eSIMを購入する
ハワイに到着してからもSIMカードを買うことができます。しかしながら、空港にはSIMカードを販売しているショップはなく、
ハワイに到着後に「SIMカード」を購入するには、街中の携帯電話ショップに赴く必要があります。
「アラモアナショッピングセンター」および「カハラモール」内に、大手通信事業者である「AT&T」のショップが入っており、お店で「SIMカード」を購入できます。
お店では「SIMカード」のアクティベーションのサポートを受けられるため安心できます。
日本語で対応してくれませんし、日本ほど丁寧な対応もしてくれませんよ。その点は理解しておいたほうが良いです。
eSIMはオンラインで完結するので、どこにいても購入できますので便利です。
日本でSIMカードを購入する
日本ではAmazonからハワイ(アメリカ)の通信会社のプリペイドSIMカードやeSIMも購入可能です。
日本の正規代理店が仕入れたSIMカードやeSIMを日本にいる段階で手に入れられるので、ハワイについてすぐに通信することできます。
ハワイでプリペイドSIMカード(eSIM)を使うため必要なこと
SIMフリーであること
最近、新しくスマートフォンを購入した人はSIMロックがかかってない場合が多いと思いますが、
自分のスマートフォンにSIMカードを挿入して、海外でも同じように使うには、お使いのスマートフォンが「SIMフリー」であることが必要です。
ドコモやソフトバンク、auなどのスマートフォンは、自社のSIMカードしか使えないように「SIMロック」がかかっている場合があります。SIMロックがかかっているスマートフォンは契約している通信会社のSIMしか使えなくなっており、他社のSIMカードを入れても使うことはできません。
今使っているスマートフォンがSIMロックがかかっている場合で、ハワイでも利用したい場合は、契約している通信会社の店頭もしくはインターネットで、SIMロック解除の手続き(無料〜3,000円程度)をしておきましょう。eSIMを使う場合もSIMロックがかかっているとeSIMをインストールしても使えないので、SIMロックを解除しておきましょう。
SIMロックがかかったスマートフォンであるかどうかはすぐに確認できます。
確認方法はこちらを御覧ください。
5秒で出来るiPhoneがSIMロックされているのか確認する方法
APN設定
お使いのスマホでハワイでも通信できるようにするには、プリペイドSIMを購入してプリペイドSIMカードで通信ができるように設定が必要です。ドコモ、ソフトバンク、Au、楽天モバイルなどで契約している人は日本ではAPN設定をしなくても、海外でSIMカードやeSIMをつかって通信する場合通信の設定であるAPN設定が必要です。
購入するプリペイドSIMには必ずAPN設定が記載されているので、それに従って設定しましょう。
APNの設定は物理SIMカードもeSIMも同じです。
物理的なSIMカードをスマートフォンに入れるのがこれまでのタイプで、ダウンロードしてスマートフォンにSIMカードの情報を書き込むのがeSIMです。
(eSIMの場合はAPNを設定する前に、WIFI環境でeSIM情報をインストールする必要があります。)
ハワイで必要な通信データ容量の目安 – 1週間で3GBあれば十分
日本人はハワイにおよそ1週間程度滞在するそうで、ハワイでも日本とかわらずスマートフォンでデータ通信をするのであらばどれぐらいデータ容量があればいいのでしょうか?
2023年のMM総研調査データを見ると、月間「10GB」以下のデータ通信容量を使う人は全体の77.8%をしめていることから、月に10GBを使うと想定すると、1日333MB必要となることがわかります。
しかしながら、旅行先なので調べ物をしたり、SNSをつかったり、通常よりもデータ容量を消費するかもしれませんので、余裕をもたせ1日に500MB程度を使うと想定しておきます。
(インスタライブをしたり、Youtubeなどで配信をしたりする場合はデータ容量はもっと必要になります。)
テザリングをして家族とデータ容量を共通することもあるかとおもいますので、
データ消費量を多く見積もって1日500MBのデータ容量と想定すると
データ容量500MB x 滞在日数 x 人数
この計算で、ハワイに1週間滞在する場合、一人当たり、3.5GBのデータ容量があれば問題ないと思います。
プリペイドSIMカードのメリット
プリペイドSIMのメリットは利用が期限や容量など決まっているため、ローミングのような高額請求を心配する必要がありません、購入したときの料金だけしかかかりませんので安心です。
また、また日本で借りれるレンタルWIFIと比較するとかなり値段が安いという点もメリットです。
プリペイドSIMカードのデメリット
ほとんどの人はスマートフォンに物理SIMが入って、そのSIMカードで通信している状況にあるとおもいますので、
1.物理SIMの取替が必要となる手間
2.日本で通信するための物理SIMの管理
大したことではないですが、この2点が手間かもしれません。
SIMはきちんと管理すれば問題はありませんし通信料金が安いというメリットのほうが大きいと思います。
SIMを紛失してしまうと面倒なので以下のようなSIMカードの保管できるケースを一つ持っておくて、その中にSIMカードをしまって、貴重品といっしょに保管しておくと良いと思います。
SIMカードケース
338円
ちなみにeSIMを利用すれば、SIMカードを取り出す必要がないので、SIMカードを紛失するというようなデメリットがありません。
おすすめのハワイで使えるプリペイドSIMカード(アメリカ本土でもOK)
アメリカのハワイで使えるプリペイドSIMカードは日本のAmazonでも購入可能です。
ハワイやアメリカに到着してから買うのと日本のAmazonで購入する場合の金額にあまり差はないようなので、
日本で旅行前に購入しておくと、到着後設定するだけなので手間が減るので、日本で事前に購入できるものは購入しておいていいではないでしょうか?
後述しますが、日本とアメリカでは周波数帯が違います。
日本のスマホがすべてアメリカつかえるとは限りません。またその逆もしかりです。
そのため、日本人向けに販売している商品を日本で購入するのは、プリペイドSIMを取り扱う業者が日本の会社であれば、
日本人がハワイやアメリカで日本のスマホを使うことを考慮した商品を選んでいると思いますので、
まったく利用できない周波数帯のプリペイドSIMを買わなくてすむというメリットがあるといえると思います。
ただし、Amazonは海外の業者も販売しているので、プリペイドSIMカードを購入する場合は、商品の仕様をきっちり読みましょう。
以下に紹介するプリペイドSIMはAmazonで扱われており、日本のスマホに対応している商品となります。
T-mobileアメリカSIM 7日間【使い放題】4G-LTE 高速データ通信/通話/SMS/テザリング
¥2,980
アメリカ3大キャリアの1つT-MobileのプリペイドSIMカードです。データ無制限つかえ、品質も良いので速度制限など気にせず使うことが可能です。
【T-Mobile】アメリカSIM 7日間 無限使用 無製限通話 プリペイドsim 4 G
¥2,380
こちらも上記と同じ内容のSIMです、T-MobileのプリペイドSIMカードです。違いは販売代理店の違いで、時期によってAmazonの価格が変わるだけです。
T-mobileのSIMなので、品質はよくおすすめです。
DHA SIM for USA 本土&ハワイ 音声付 プリペイドデータ SIM 30日 8GB
¥2,682
AT&Tの通信網を利用した、広範囲と安定の高速通信が可能のプリペイドSIMカードです。データ容量の上限がありますが、利用期間は30日と長く価格もやすいのが特徴です。
ハワイで使えるeSIM(アメリカ本土でもOK)
物理的な手間がない分、取り扱いやすいと思えるeSIMですが、価格は物理SIMよりもすこし高めです。
しかしながら、どこでも、いつでも買えるというメリットがありますので、とても便利です。
アメリカで使えるeSIMを取り扱っているサービスやeSIMを紹介します。
eSIMになると、どこから買ってももはや同じだとおもいます。
大切なことしては
●どこのネットワークをつかいるのか。
●価格がいくらなのか
●設定方法など日本語できちんと説明してくれているか。
ということになります。
tabitsu
AmazonでeSIMを購入できます。
購入後、紙がAmazonから発送されてきて、その紙にQRコードが記載されていますので、そのQRコードでeSIMを設定することになります。
AmaozonからeSIMを購入する場合、オンラインで完結しません。物理SIMを買うと同じように、Amazonから商品が届けられるのを待つ必要があります。このeSIMの物理SIMカードの方は価格が100円高くなっています。
他社と比べるとかなり料金が安いです。
T-Mobile
無制限 | 5日 | ¥2380 |
無制限 | 7日 | ¥2780 |
無制限 | 10日 | ¥3480 |
無制限 | 12日 | ¥3880 |
無制限 | 15日 | ¥4380 |
無制限 | 18日 | ¥4680 |
Airalo
Airaloという世界中の国のeSIMを販売しているサービスがあります。
もちろんアメリカで利用できるeSIMもとりあつかっており、価格帯は以下のようになります。
T-Mobile,Verizon
3GB(30日間) | USD11 |
5GB(30日間) | USD16 |
10GB(30日間) | USD26 |
20GB(30日間) | USD42 |
日本のアマゾンで物理SIMカードを買ったほうが安いですが、ハワイに滞在中に通信手段を必要となった場合にはオンラインですべて完結できるeSIMを購入するのも良いと思います。
AiraloのeSIMは接続先が2社あり、eSIMを購入する前にどちらかの通信会社を選ぶということでもないため、T-MobileとVerizonとローミング契約をしている会社からeSIMを仕入れているのだと推測できます。ローミング利用する使用なので、ローカル価格ではなく、ローミング価格となるため少し料金が高くなっているのだと思います。
ノマドSIM
日本の会社が運営しているので日本円での表記となっています。こちらのeSIMもairaloと同じぐらいの価格帯です。
AT&Tの回線です。
AT&T
3GB(30日間) | 2,500円 |
10GB(30日間) | 4,000円 |
20GB(30日間) | 6,000円 |
TRAVeSIM
国を限定せず、色々なく国で利用できるeSIMを販売しています。
アメリカに限らず、カナダなどにも訪れる人は、ひとつのeSIMを買っておくだけですみます。
ネットワークはどこかの通信会社のローミングとなるとおもいます。
6GB(15日間) | 3,980円 |
ahamoならハワイやアメリカで日本と変わらずつかえるし価格も安い
月間20GBのデータ通信容量で5分の通話がし放題のahamoですが、ハワイでも日本にいるときと変わらず、高いローミング費用も支払わないで使うことができます。
ahamoの月額2,970円のままでハワイ(アメリカ)を含む海外82の国・地域でデータ通信が利用になれます。上記に記載しているT-MobileのプリペイドSIMカードのデータ通信容量は無制限のものもありますが、1週間ハワイにいって無制限のデータ通信容量が必要なほどネットを使うということはないと思いますし、大手キャリアと契約しており、毎月3000円以上の月額料金を支払っているなら、ハワイに旅行する前にahamoに乗り換えて置くのも一つの選択しとして十分ではないかとおもいます。
ahamoを海外で利用する際の注意点
データ通信量が20GBを超えると速度制限
ahamoのプランには20GBまでというデータ容量制限があり、もし使い切ってしまった場合は通信速度が遅くなってしまいます。
さらに、日本では制限後の速度は最大1Mbpsですが海外では128kbpsです。
128kbpsという速さでは、メッセージのやり取りすらかなりの時間を費やしてしまうので、スマートフォンの利用が難しいでしょう。
海外での電話とSMSの利用額が5万円を超えると海外データ通信が停止
ahamoは海外でデータ通信をしても20GBの枠内であれば利用できますが、電話やSMSを利用すると料金が発生します。その料金が5万円を超えると、その月の月末まで海外データ通信が利用できません。
これはデータ容量を追加で購入したとしても解除できないので注意が必要です。
日本とアメリカでは周波数帯が違うので一部スマホは注意
2024年においてもメインの通信となるのは5Gではなく4Gになります。
日本とアメリカでは4Gの周波数帯に大きな違いがあります。そのため、日本で買ったスマートフォンをアメリカで使う場合や、逆にアメリカで買ったスマートフォンを日本で使う場合は、互換性があるかどうか確認する必要があります。互換性がない場合は、通信速度が遅くなったり、通信できない場合があります。
ざっくりですが、4Gの違いをまとめてみました。
周波数帯 | 日本でのBAND | アメリカでのBAND |
---|---|---|
700MHz | B28 | B12/B13/B14/B17/B29 |
800MHz | B18/B19 | B26/B27 |
850MHz | – | B5 |
900MHz | – | B8 |
1500MHz | B11/B21 | – |
1700MHz | – | B4 |
1800MHz | B3 | B3 |
1900MHz | – | B2/B25 |
2100MHz | B1 | B1/B66 |
2300MHz | – | B30/B40 |
2500MHz | B41 | B41 |
2600MHz | B7 | B7 |
日本とアメリカで共通している4Gの周波数帯は、700MHz、1800MHz、2100MHz、2500MHz、2600MHzです。ただし、700MHzではBANDが異なるため、互換性がない場合があります。また、日本では800MHzや1500MHzなどの周波数帯も利用されていますが、アメリカでは利用されていません。逆に、アメリカでは850MHzや900MHzなどの周波数帯も利用されていますが、日本では利用されていません。
アメリカの大手キャリアの4Gバンド
4G BAND | メインバンド | |
Verizon | 2/4/5/13/66 | 13 |
AT&T | 2/4/5/12/14/17/29/30/66 | 12/17 |
T-Mobile | 2/4/5/12/66/71 | 2/4/12/71 |
Sprint | 25/26/41 | 25 |
キャリアのメインで使用している周波数となります。このメインの周波数を全てカバーしているSIMフリースマホを利用するのが望ましいです。
日本で利用しているスマートフォンが日本のメーカーで発売が古いものである場合アメリカの周波数帯(BAND)には対応しておらず、アメリカでは通信ができないということもあります。
利用しているスマホの対応周波数は注意が必要です。
日本で発売されているiPhoneならアメリカでも通信問題なし
日本ではiPhone利用者が多く、iPhoneは多くの国の周波数帯をカバーしています。
以下の表は日本で販売されているiPhoneSEの周波数帯とアメリカの主要キャリアの4GのBANDの対応を状況をまとめた表になります。
BAND | アメリカキャリアのメインバンド |
1(2,100 MHz) | |
2(1,900 MHz) | T-Mobile |
3(1,800 MHz) | |
4(AWS) | T-Mobile |
5(850 MHz) | |
7(2,600 MHz) | |
8(900 MHz) | |
11(1,500 MHz) | |
12(700 MHz) | AT&T/T-Mobile |
13(700c MHz) | Veraizon |
17(700b MHz) | AT&T |
18(800 MHz) | |
19(800 MHz) | |
20(800 DD) | |
21(1,500 MHz) | |
25(1,900 MHz) | Sprint |
26(800 MHz) | |
28(700 APT) | |
30(2,300 MHz) | |
32(1,500 L‑band) | |
34(TD 2,000) | |
38(TD 2,600) | |
39(TD 1,900) | |
40(TD 2,300) | |
41(TD 2,500) | |
42(TD 3,500) | |
46(TD Unlicensed) | |
48(TD 3,600) | |
66(AWS-3) |
廉価版のiPhoneSEでさえもアメリカのメインバンドをカバーできています。
日本で買ったiPhoneをアメリカにもっていってアメリカのSIMを挿して使用するのは問題にはならないでしょう。
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