家庭用Wi-Fiルーターのセキュリティ対策　テレワークで情報漏洩しないために！

テレワークが推奨され自宅から仕事をするという機会が増えた人も多いと思います。インターネット環境のセキュリティとしてはVPNなどいろいろ仕事をする上で最低限の環境など用意して仕事をされている人も多いと思いますが、インターネット回線に直接つながる家庭用Wi-Fiルーターのセキュリティ対策も重要です。
セキュリティ対策が疎かなままリモートで会社の重要な情報に接続し、接続している機器経由で社内ネットワークへ攻撃したり情報漏洩に繋がったりなどリスクは常にあります。
セキュリティに関しては、自分の身を守るのと同様、詳しい誰かに任せるのではなく、ある程度は自分自身で意識して出来ることは対応する必要があるとおもいます。
今回は、意外と何も対策されないまま放置されていることの多い、家庭用のWi-Fiルーターのセキュリティについてまとめていきます。

家庭用Wi-Fiルーターの危険なところ

家庭用のWi-FiルーターにスマホやノートパソコンなどをWi-Fiで接続してインターネットに繋ぐ利用の仕方がとても多くなってきていると思います。
Wi-FiルーターのSSIDは家以外の場所からも、Wi-Fiが届く範囲であれば誰でも接続することが可能で、悪意ある人が侵入を試みやすくなっている状態です。Wi-Fiルーターに侵入されてしまうと、テレワークなどを行っている場合、仕事扱う重要な機密情報や個人情報などを覗き見されてしまう危険性があります。

家庭用Wi-Fiルーターへどうやって侵入してくるのか？

初期パスワードで管理画面にログイン

最も多い方法としてWi-Fiルーターが工場出荷時の設定のままになっている状態のものをみつけて、初期パスワードで管理画面にログインする方法です。
Wi-Fiルーター入手時の設定で「user」や「admin」などの初期パスワードを入れ、それ以降パスワードを変更していないととても危険です。
WiFiルーターのログイン設定は共通のIDとパスワードが使われており、簡単なものとなっていますので、初期設定のパスワードは変更をしておく必要があります。

ファームウェアの脆弱性

Wi-Fiルーター本体を制御するファームウェアはメーカーが時々、最新版を公開しています。このファームウェアの状態を更新しないでいると、脆弱性をつかれて狙われてしまいまう可能性があります。ファームウェアの定期的な最新版への更新をしましょう。

家庭用Wi-Fiルーターを第3者に使われているのはどんなこと？

インターネット接続にタダ乗り

WiFiのパスワードを簡単なものにしていたり、またパスワードを設定しない場合は、WiFiをタダノリされます。
Wi-Fiルーターの初期パスワードが変えてない場合も、Wi-Fiルーターの管理画面にログインされてパスワードを見られて知らない間に、インターネットを利用され続けているということがあります。
インターネット接続の要となるルーターに侵入されるため、ルーターの設定自体を書き換えられてしまうこともあります。
知らないうちにWi-Fiルーターのパスワードを変更できてしまうので、ある日突然インターネット接続が全くできなくなります。

通信内容を傍受される

タダ乗りも嫌なことですが、もっと危険なこととしては、機密レベルの高い情報のやり取りがのぞき見され、悪用をされてしまうこともあります。
ログインしたままにしているオンラインショップで勝手に買い物をされたり、金融機関にログインして彼らの口座に送金することもできてしまいます。

家庭用Wi-Fiルーターセキュリティを高める方法

Wi-Fiルーターの管理画面のパスワードを変更しましょう

Wi-Fiルーター設定をする際に、管理画面にログインしたりしますが、管理画面のログインパスワードは工場から出荷されたものではなく、独自の強固なパスワードにを変更しましょう。特に古いタイプや格安のWi-Fiルーターを使っている人は、初期設定のIDやパスワードが簡単なものも多いので、簡単に管理画面に入られてしまいます。

Wi-Fiルーターファームウェアのアップデートをしましょう

メーカーは情報漏えいしないためにもWi-Fiルーターの新しいファームウェアを提供しています。セキュリティ強度を上げるためにも、Wi-Fiルーターのファームウェア更新を随時行うようにし、常に最新の状態にしておきましょう。管理画面にログインするとファームウェアの状態がわかりますので、時々ログインして、管理するようにしましょう。

Wi-Fiルーターに接続されているデバイスを確認

Wi-Fiルーターの管理画面に入ると、Wi-Fiルーターに接続している端末の台数などを確認することが可能です。
自身が接続していると認識している台数より多かったり、不明なデバイスのアクセスがないか確認しましょう。
不明なデバイスのアクセスが有る場合は、ただのりされている可能性が高いです。

セキュリティは自分自身で

テレワークなどをする機会は今後も増えてると思います、冒頭にも記載しましたが、会社のセキュリティが高くなっていっても、個人の環境に脆弱性があると情報漏えいしてしまう可能性があります。ちょっとしたことを変更するだけで、家庭用のWi-Fiルーターのセキュリティを高めることができますので、管理して、自分自身でセキュリティを高めていくことも大切だとおもいます。