レンタルサーバーのサーバー上にファイルをアップロードやダウンロードする場合、一般的にはFTPソフトを利用してサーバーと接続しファイルの送受信を行うというやり方をする人は多いと思います。しかしながら、わざわざ、FTPソフトをインストールして使わなくても、Windowsのパソコンのローカルフォルダの様にエクスプローラーを使って簡単にサーバーにファイルをアップロードしたりダウンロードすることができます。
機能性を求めないのであれば、Windows標準のエクスプローラーだけでも充分可能ですし、簡易的にFTPでの接続が必要な場合など、簡単にできるのでおすすめです。
今回は、Windowsのエクスプローラーを使ってサーバーに接続する方法を解説します。
目次
FTPとは何か?
FTP(File Transfer Protocol)の略で「ファイルを送受信する時に使う通信プロトコル」です。通信プロトコルには複数の種類のものがあります。
FTPで出来ることとは?
FTPを使用してできることは、主に下記の3つが可能となります。
- サーバー上のファイルの一覧を見る
- サーバーにファイルをアップロードする
- サーバーからファイルをダウンロードする
主な用途としてWEBサイト用のHTMLファイルをWEBサーバーにFTPを使ってアップロードしたり、WEBページの内容を書き換えるためにサーバーからファイルをダウンロードしたりというためにFTPソフトをつかってファイルの送受信をするという使い方が多いと思います。
また、ファイルを共有するために、パソコンからサーバーにデータファイルをアップしておいて、別なデバイスからファイルをダウンロードするために利用されます。
FTPのデメリット
FTPにはセキュリティ面での脆弱性の問題があります。
FTPは通信経路が暗号化されておらず、悪意をもった第三者から盗視や侵入をされ、パスワードや大切な情報が盗み取られるという危険性があります。
ネットワーク上を流れるデータが暗号化されていない状態のため、接続時に要求されるパスワードが暗号化されていない状態のままネットワーク上を流れるため、傍受された終わりです。
対策としてはFTPにセキュリティを加えたSFTP(SSH File Transfer Protocol)などの通信を暗号化する手段を用いることが主流になっています。
なるべく、SFTP(SSH FTP)など、セキュアなプロトコルを使用するように心がけましょう。
WindowsエクスプローラーからFTPサーバに接続
前置きがながくなりましたが、Windows のエクスプローラーからFTPサーバに接続する方法をご紹介します。
FTPのデメリットにも記載していますが、FTPの場合は暗号化されていないため、パスワードはネットワーク上を流れていますので注意しましょう。
FTPのアカウント情報を確認
FTPでサーバーに接続するためにはFTPアカウント情報が必要になります。
FTPのアカウント情報には、「FTPサーバー名(FTPホスト名)」と「FTPユーザー名」、「FTPパスワード」の3つが必要になりますので、設定する前に確認しておきましょう。
エクスプローラーのアドレスバーより直接アクセス
Windowsのスタートボタンを右クリックして「エクスプローラーを開く」を選択し、エクスプローラーを立ち上げます。
エクスプローラーが起動すると、アドレスバーに「ftp://FTPサーバー名(FTPホスト名)」を入力します。
FTPサーバー名(FTPホスト名)が「example.comp」であれば、「ftp://example.com」と入力します。
FTPユーザー名とパスワードが問われますので、FTPユーザー名とパスワードをテキストボックスにそれぞれ入力し、「ログオン」ボタンをクリックします。
たったこれだけです。
無事に認証できれば、サーバーにアクセスできます。
ご自身でサーバーに保存したいファイルをドラッグ・アンド・ドロップで操作してローカルフォルダ同様にファイル操作が可能になります。
次回以降つかうのであれば、エクスプローラーの余白部分を右クリックし、「ネットワークの場所を追加する」をクリックし、今回のFTPの接続設定を保存し、ショートカットを作成することも可能です。
サーバーにFTP接続できれば、通常のフォルダー・ファイルと同様にコピー&ペーストや移動などが可能となるのでパソコンの上のファイルと同じ感覚で操作することができます。
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