スマートモバイルコミュニケーションズが2020年8月26日「THE WiFi」の無制限で使い放題のプランを終了し新しいの料金プランを発表しました。
クラウドSIM技術をつかった無制限WIFIはどんなときもWIFIがサービスを行政指導を受けて、無制限で使い放題だったデータ通信サービスが次々にデータ通信の上限が明確になったサービスに切り替わっていっています。
行政指導でポイントとなった「実際の品質より著しく高い品質をうたうことの是正」を受けてのことであり、また、大容量SIMを提供元となっていた「SoftBankからのSIMの提供が止まった。」ことが大きな要因となっていることと思います。
今回は、 THE WiFi の新プランの特徴やメリット・デメリットについてまとめました。
目次
THE WiFi の新プラン特徴
モバイルWI-FiサービスのTHE WiFiはドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアの回線に対応したクラウドSIMを利用したデータ通信サービス。
これまではデータ容量を原則として無制限でしたが、2020年8月26日以降の申し込みについては、1日4GBのデータ通信の上限がつきました。
既存ユーザーはこれまで通り、無制限で利用できるとなっています。
1日のカウントは9時から翌8時59分までを1日とし、1日のデータ通信量が4GBを超えると、翌日の9時まで通信速度が128kbpsに制限される。
通常プラン
料金は無制限のときから据え置きで、2020年10月31日までに申し込むと3カ月間は月額3480円、4カ月目以降は月額3842円となる。
通常価格は3カ月目までが月額4280円、4カ月目以降が月額4642円。
この通常プランには、国内15万箇所のWi-Fiスポットの利用料金も含まれている。
ライトプラン
Wi-Fiスポットの利用を含まない「THE WiFiライト」2020年10月31日までに申し込むと一律月額3480円で利用できる。
1日4GBでどれだけ通信できるのか目安
THE WiFiの公式サイトには1日4GBでどれだけ通信できるのか目安が紹介されています。
- YouTubeだと高画質(HD)で約5時間
- Zoomのビデオ通話は約6時間
- Netflixは標準画質(SD)で約5時間
モバイルWi-Fiルーターは「U2s」
サイズ | 127 x 65.7 x 14.2 mm |
---|---|
重量 | 151g |
バッテリー容量 | 3,500mAh |
連続使用可能時間 | 12時間 |
WLAN標準 | IEEE802.11b/g/n |
チップセット | Qualcomm 4G LTE – MSM8909 |
付属品 | MicroUSBケーブル(充電用)1本 ACアダプターなし。 |
バッテリーも長持ちする3,500mAhあり、1日持ち歩きするには充分です。
THE WiFi 新プランまとめ
通常プラン | ライトプラン | |
キャンペーン価格 2020年10月31までの申込み |
3480円(1から3ヶ月目) 3842円(4ヶ月目から) |
3480円 |
通常価格 | 4280円(1から3ヶ月目) 4642円(4ヶ月目から) |
4280円 |
データ通信 | 4GB/日 | |
WIFIスポット | 有り | 無し |
5Gアップグレード | 有り | |
最低契約期間 | 24ヶ月(自動更新なし) | |
違約金 | 9800円 | |
端末 | レンタルのため返却必須 |
THE WiFiの新プランのメリット
1日の上限が4GBになった
無制限プランの方が、データ通信使い放題なので、メリットは多く感じると思いますが、1日でのデータ通信の上限がついたプランの方がメリットがあるとおもいます。THE WiFiの無制限プランに対しては、Twitterなどをみているとずっと低速化しているという苦情が見かけられます。どんなときもWIFIのときと同じ問題で、一部の利用者にデータを使われてしまい、無制限という縛りなしのために、データ通信を制御する基準が明確でないまま、運営されていたために、低速化が発生してしまうと、とめられないのだとおもいます。
しかしながら、新プランでは1日4GBという明確な上限があるので、上限を超えなければ低速化にならないで済みます。ただし、クラウドSIMなので、利用者の端末と利用データの管理が厳密にできていることが条件です、これができてないと、4GBでも低速化になる危険性もはらんでいます。
契約が自動更新ではない
他のサービスは契約期間は自動更新となっていますが、THE WiFiは2年で契約終了となります。
これ親切だなあとおもいます。
ただし、WIFIルーターの返却は必要です。
THE WiFiのデメリット
THE WiFIのデメリットというかこれは機能としてあっても必要ないと思う点でもあります。
WiFiスポット15万箇所って意味あるの?
通常プランはライトプランに比べると価格が高くなっているのは日本全国15万箇所で使えるWiFiスポットが使えるからですが、そもそもモバイルWIFIを保つ意味はこうしたWIFIスポットに頼らないでいいと点です。モバイルWIFIをもっているのに、WIFIスポットにつないで利用するということはあまりしないように思います。
ドコモも無料WiFiであるd WiFiは今はだれでも使えて無料です。
使える場所もかなり多いので、d Wi-Fiを使えばいいかと思います。
誰でも無料で使える! 最高のドコモWi-Fiスポット 0000docomo 使いかたを紹介
5Gアップグレードって何をするの?
2年の契約期間に5Gが普及したら新しい端末にしてくれるの、いつなのかがよくわかりません。2年以内では対応してもらえない可能性もあります。
THE WiFi 新プランレビュー
THE WiFi は無制限・使い放題プランを提供していましたが、無制限プランでのデータ通信の快適さにかんしては、これは個人的にだけかもしれませんが、不評な感想を目にする機会がおおくありました。
「無制限をうたって利用者を勧誘したが、相当数の利用者が速度制限にあったことは否めない点」はあると思います。
今回新プランになり、明確なデータ通信の上限が定められたことで、どんなときもWIFIが行政指導を受けて行ったように、「実際の品質より著しく高い品質をうたうことの是正」がされ、利用者への公平なデータ通信を機会を守れるようになってくると思います。
MVNOは基本はインフラ設備をもたず、回線をキャリアから仕入れ提供する営業会社です。
クラウドSIMの技術を使っているといえど、利用者を拡大するというのが命題の中、急激な利用者が拡大に対しては通信品質をコントロールできず、安定的なデータ通信をまもれないというリスクがあります。データ通信容量の細かい管理を怠ると、クラウドSIM技術だから故に、利用者全体的に低速化をもたらしてしまうような危険性があること認識しサービスを提供してことが大切なのではないかと思います。
無制限ではなく上限にきまっているモバイルWIFIを選びましょう
無制限で使い放題というWIFIが勢いよくセンセーショナルに2019年にサービスを開始しました。無制限という言葉に引かれて、今でも無制限のWIFIを求める人も多くいるかも知れません。
クラウドSIM技術を使うことで、データ通信の容量の増減ができ、SIMが無制限に調達できるという実現が不可能な条件のもとで無制限WIFIを目指してましたが、有限な通信は有限で、残念ながら、4Gの環境では無制限を実現することはできないようです。
2020年になり5Gがスタートしました、ドコモが5Gギガホでキャンペーン期間で機種など縛りはありますが、半年以上、無制限で使い放題のプランを提供しています。5Gでは人が使うレベルの通信は、無制限に近いサービスが登場してくるのかもしれませんが、それまではデータ通信容量に上限があるサービスを選びましょう。
上限があるということは制限があるように思うかもしれませんが、上限まではデータ通信容量が確約されていることでもありますので。
上限有りのクラウドSIMのクラウドWIFI
サービス名 | 月額料金 | 上限 | 契約期間 | 事務手数料 | 端末 |
THE WiFi | 4280 | 4GB/日 | 24ヶ月 | 3000 | u2s |
hi-ho Let’s Wi-Fi | 4300 | 7GB/日 | 24ヶ月 | 3000 | u2s |
Zeus WiFi | 4280 | 100GB/月 | なし | 3000 | H01 |
2980 | 40GB/月 | ||||
地球WiFi | 4380 | 100GB/月 | 36ヶ月 | 3000 | U3 |
それがだいじWiFi | 3250 | 100GB/月 | 24ヶ月 | 3000 | u2s |
ポケットモバイル | 3250 | 100GB/月 | 24ヶ月 | 3000 | u2s |
ギガWi-Fi | 3250 | 100GB/月 | 24ヶ月 | 3000 | u2s/U3 |
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