どんなときもWiFi 無制限プランを終了し代替プランへ、クレームが爆発中

2020年8月24日、月額3480円で無制限で使い放題をうたっていた、グッド・ラックの「どんなときもWiFi」が無制限プランの提供を2020年10月31日(土)をもって無制限プランの提供終了すると発表しました。利用者には代替プランへの移行を呼び掛けています。

どんなときもWiFiの無制限データ通信についての考え

1. キャリアからの特例的な契約がない限り、本当の意味での誰に対してもデータ容量無制限での利用は不可能
2. クラウドSIMシステムはデータ容量無制限を提供するものではなく場所とキャリアに縛られない
   通信環境を提供する技術
3. クラウドSIMシステムで、無制限的な状態を提供するためには、精緻な運用とリスクがある
4. 無制限でサービス提供をしていくと、想定を遥に上回るテラを超えるお客様もおり、結果上位5％のお客様で総容量の20％を占める状態となり、事業の採算上サービスの継続が困難
5. 精緻な運用のためには、お客様の利用量のコントロールも必要となり、急な低速化や細かな制限などをせざるを得なくなり、無制限とは言い難く、お客様に対して誠実ではなくなる

クラウドSIMの技術は問題はありませんが、大容量通信ができるSIMの供給が止められて、一部のユーザーの利用者に通信回線を使われすぎてしまう状態で営利企業としてはサービスを維持することが困難ということです。
2020年2月から問題になっていた速度制限など新規契約を打ち切ったり、解約を促しつつ改善などもしていたのでしょうけど、事実上の終了宣言です。

どんなときもWiFiの代替プラン内容

• 大容量ホームルーター＋モバイルWIFIルーターのセットで同額程度
• 代替プランでご納得いただけない場合は契約解除料は無償

2020年11月以降の代替プランは、家庭用のホームルーターと、外出用のモバイルルーターの2台を、現状の「1台契約時と同程度の金額」で提供し2020年8月24日から随時受付を開始とのこと。納得いただけない場合は、契約解除料は無償で対応してくれます。
代替プランはまだ発表されたばかりでデータ通信の容量の上限などわかりませんし、契約条件もまだ、不明ですが、3480円で家でも外でもつかえるなら良いのではないかとおもえます。
問題となってくるのは、5%のユーザーなのでしょうね。

Twitterには不満やクレーム

【お詫び】
本日、メール等でご報告させていただきました通り、誠に勝手ではございますが無制限プランの提供を2020年10月31日(土)をもって終了する事となりました。
ご利用者様には多大なるご迷惑をおかけしますこと深くお詫び申し上げます。詳しくは下記をご確認ください。https://t.co/brXV9oFMZm

— どんなときもWiFi (@donnatokimowifi) August 24, 2020

Twitterをみていると無制限プラン終了告知を受け、不満やクレームがすごいことになっています。

普通に使ってたら月100GBも超えないと思いますし、一般ユーザーは30GB程度のデータ通信容量があれば問題なくつかえるとおもうのですが、「無制限で使い放題」で格安ということで利用申込みした人が結構ヘビーユーザーだったというとなのでしょうか。
どんなときもWIFIは速度制限でのトラブルが2020年2月ぐらいから起きてきていましたが、まだ、たくさんの利用者いるのにも驚きます。

Wi-Fiのレンタル事業者として気になったこと

クラウドSIM技術によるデータ通信容量のコントロール

クラウドSIMの技術を使えば、無制限はできなくとも、データ通信容量のコントロールができるようにおもいますが、他社サービスもおこなっているように上限付きプラン
「月間100GB」「日次３GB」というプランに変えられなかったのでしょうか？

95%の利用者に合わせたプラン

無制限というのは現状はできなくても、上位5％の利用者を除けば、ほとんどの人は大容量は必要く中容量で満足できたのではないかとおもうので、その人達向けに最適化したプランに切り替えて継続していけなかったのでしょうか？

このようなところを改善すれば、ある程度は利用者の満足も回復させつつサービスを維持できたようにも思うのですが、難しかったのでしょうかね。

無制限ではなく上限にきまっているモバイルWIFIを選ぼう

インフラを持たずMVNOとして販売だけをおこなっている業者は、販売する営業するということしかできません。
クラウドSIMの技術をつかうことで、データ通信の容量の増減ができるようになってきましたが、現状では無制限を実現することはできません。
ドコモが5Gギガホでキャンペーン期間で機種など縛りはありますが、半年以上、無制限で使い放題のプランを提供していますし、いずれは上限のデータ通信容量がもっと多くくなったり、無制限に近いサービスが登場してくるとおもいますが、それまでは月に利用できるデータ通信容量に上限があるサービスを選びましょう。
上限があるということは制限があるように思うかもしれませんが、上限まではデータ通信容量が確約されていることでもあります。