クラウドSIM技術とはクラウドWiFiの 仕組み メリット・デメリット

無制限で使い放題のWi-Fiとして、昨年話題になっていたモバイルWi-Fiですが、無制限でデータ通信ができることを実現しようとしていた技術がクラウドSIMという方法です。このクラウドSIM技術とはいったいなんなのでしょうか?

クラウドSIMとは?

クラウドSIM技術
クラウドSIMとはSIMカードの情報をサーバーに保管しサーバーからモバイルWi-FiにSIMのデータを送ることで通信できるようにする仕組みのことです。
SIMカードとはスマートフォンやモバイルWi-Fiに挿しこまれているICチップで、電話番号などの情報が記録されています。通常は、通信キャリアから発行されたSIMカードをスマートフォンなどに挿しその情報を読み込み、通信キャリアの回線を使って通信できるようになっていますが、クラウドSIMの技術を利用すると、モバイルWi-FiにはSIMカードが必要ありません。クラウド上でSIMの情報を管理し、情報をモバイルWi-Fiに送ることで通信ができるようになっています。

クラウドSIMでのメリット

通常、スマホやモバイルWi-Fiといった通信端末にはSIMカードが1枚入っており、そのSIMカードに基づき通信ができるようになっています。クラウドSIMテクノロジーを使用するメリットとしては、通信端末とその端末に挿入されたSIMカードの関係が1対1ではなく、端末1に対して複数SIMという状態にすること可能となります。

通信エリアがエリアが広くなる、日本だけでなく海外も可能に

複数のSIMを一つの通信端末で使えるようになるため、例えば、ドコモのエリアでは繋がらなくても、AUエリアでは繋がりやすいから切り替えるというような対策ができるようになります。日本国内にとどまらず、海外のSIMの情報も通信端末に送ることができるため、海外でも通信することが可能となります。

データの容量の切り替えが可能

通常、一つのSIMカードで通信する場合、プランによって、月に高速通信できる容量が1ヶ月20GBなどと決まっています。一つのSIMカードの通信が速度制限にかかるまで通信をした場合、まだ速度制限ではないSIMに切り替えることで利用できるデータ容量を増やすことができるため、データ容量に空きがあるSIMカードがある限り、無制限でデータ通信ができるように管理することも可能です。

クラウドSIMでのデメリット

通信できるデータの容量に制限がある

クラウドSIM技術のメリットでもある「データ容量に空きがあるSIMカードがある限り、無制限でデータ通信ができるように管理すること可能」というのは理論上可能なのですが、クラウドSIM技術を利用したすべてのモバイルWi-Fiサービスには月に利用できるデータ容量に制限があるようになっています。技術的にSIMを切り替えることで、無制限のように利用できるはずですが現状はできません。2020年の2月ぐらいまでは無制限のサービスがありましたが、なくなっていまいました。これはSIMの供給がなくなってしまったことが大きく関わっているそうです。つまり、SIMの提供元がクラウドSIMの技術をつかったデータ通信の利用を許可していないからにになります。

クラウドSIMをつかったクラウドWi-Fiの今後

クラウドSIMの技術は優れており、エリアは日本国内に限らず海外でも使えるため、海外利用など提供するサービスはこれからも継続して続くと思います。しかしながら、ahamoや楽天モバイルのように、海外ローミングも可能なサービスも登場してきているため、個人の利用としては、わざわざクラウドSIMの対応のクラウドWi-Fiを利用せずとも海外で通信ができるようになってきており、一枚のSIMで通信できるデータ容量の上限も増え、価格も下がってきたため、せっかくのクラウドSIMの技術ですが、当面の間はクラウドWi-Fiはひょっとしたら減少してしまうかもしれません。

モバイルデータ通信の2020年の利用は


総務省
総務省が提供している「世界のデータ使用量の推移及び予測」では2020年度ではモバイルデータ使用量が31エクサバイトになると予想されており、モバイルデータは年平均成長率53%となっています。
今後もモバイルデータ使用量は増加していくことは間違いないと思います。
5Gもスタートし通信速度が早くもり消費されるデータ使用量も増加していくことで、再び、クラウドSIMの技術を使ってデータ容量をやりくりしたりするようなやり方が必要となってくる時期が来るのではないでしょうか?

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