光回線とケーブルテレビ回線どっちが良い？違いを比較

ネット回線を使うために済んでる地域によっては契約できる回線は、光回線とCATV（ケーブルテレビ）が利用できる場合があります。どちらに申し込んでもインターネットを安定して快適に利用することは可能ですが、光回線とCATV（ケーブルテレビ）の回線の違いをご存知でしょうか？
それぞれ違いをしっかりと理解し、ネット回線の用途をはっきりさせておけば、無駄な支出をへらすことに繋がります。
固定回線を契約するのには契約プランや縛り期間などいろいろあるため、避けな出費になってしまているケースも多々ありますので、ざっくりとでもいいので、契約する前、乗り換えをする前になどにはネット回線について理解しておくといいと思います。

CATV（ケーブルテレビ）のインターネット回線の特徴

CATV（ケーブルテレビ）は、「Cable Television」の略称でその名の通り「有線放送のテレビ」のことを指し、電波の無線受信不安定な場所などに大型アンテナなどの専用の受信設備で電波を受信し、そこからケーブルを用いて各家庭に配信しています。ケーブルを使って建物と有線接続して受信しているため、安定してテレビ視聴ができるようになります。
そして、このケーブルに電話回線と同じ機能を持たせることでインターネットに接続することができます。

CATV（ケーブルテレビ）のメリット

有線接続のため、回線が安定

CATV（ケーブルテレビ）は有線接続のため、無線の回線に比べて、山だったり高層ビルなどの遮蔽物に電波が遮られて、電波が弱くなるというような影響がほとんどないため安定しています。

ネット回線とテレビ視聴の支払いがセットになるので安く利用できる

ネット回線と有料テレビ視聴の支払いは別々の会社に申込みが必要ですが、ケーブルテレビ会社を利用すれば、申込みは一社となり支払も一括りにまとめることができます。
一括りにまとめることで「セット割」が適用されるので、ネット回線とテレビ視聴の月額料金を安くすることができます。
CATV（ケーブルテレビ）は、多くのチャンネルを利用することができます。
BS放送やCS放送といった衛星放送を視聴することができるので、映画やアニメ、スポーツの専門チャンネルを楽しむことができます。

CATV（ケーブルテレビ）のデメリット

通信速度が光回線に比べると遅い

CATV（ケーブルテレビ）は、放送電波を受信するためのケーブルに電話回線と同じ機能を持たせることでインターネットを利用しています。
もともとTV放送用のデータを受信するために用いているケーブルに手を加えてインターネットの利用を可能としているため、NTTやKDDIの光回線と比較する若干通信のも品質が落ちてしまいます。ですが、固定回線ですので、安定していますし、光回線のような1GB超えの理論値での速度は無くても、動画を見たりするなどの用途では問題なく利用できます。
ケーブルテレビも会社もこの点に関しては、改善をしており、光回線を引けるようにしたりサービスでは光回線を提供しているところもあります。

CATVでの番組を見ない場合は割高

CATVはいろいろなTV番組を見ることが出来るようになるのがメリットでもありますが、NetflixやAmazonプライム・ビデオというった1000円以下でみれるクオリティの高い動作サービスが普及してきているので、CATVとセットで申込めて安くなるといっても、CATVがの番組に興味のない人には無駄な出費となってしまうところがデメリットです。
ちなみに、自分の地域のCATVのTVとネットのセットの価格は月5,900円程度となっています。光回線の場合は月額料金も3,500円～4,5000円程度なので光回線の方が安くすみます。

光回線とは

光回線は、光ファイバーを用いた通信回線で、現在の主流のインターネット回線です。通信速度が非常に速く月額料金もリーズナブルで、無制限で使い放題のネット回線です。
光回線は少し前まではNTTの「フレッツ光」が独占状態でしたが、KDDIが独自の通信網を利用している「auひかり」や、NTTが使用していないダークファイバーと呼ばれる回線を利用してソニーネットワークコミュニケーションズが独自構築している「NURO光」も速度や安定性など向上し人気になってきています。
、これまでは「NTTのフレッツ光＋プロバイダ会社」というように2社と契約しなければインターネットが利用できませんでしたが、これらを一まとめにした光コラボと呼ばれるサービスが浸透してきて、一括で申し込みできるようになり、簡単になりました。
光コラボについてはこちらでまとめていますので、御覧ください。
光コラボって何？光コラボの メリット・デメリット・選び方を解説

光回線のメリット

通信速度が早い理論値で1Gbps以上

光回線のもっとも優れている特徴でもありますが、回線速度が早い点があります。理論値では「1Gbps」以上となっています。場所や時間によって速度は変わりますが、遅くなったとしても、ストレス無くネットを利用できるので、速度と安定性は光回線がもっとも良い通信環境となるのではないでしょうか？オンラインゲームや4K動画などを見たい場合は、光回線を使っておくといいでしょう。

スマホプランとセット割で月額料金が下がる

契約しているスマートフォンの通信会社が光回線も提供している場合は、セット割のサービスもあるため、スマートフォンの通信と光回線をセット申込むことで、割引をうけられます。docomo利用者だれば「ドコモ光」、auであれば「auひかり」といったように、それぞれのスマートフォン向けのプランと光回線がある場合ではセット割りが受けられます。
最近では、格安SIMとのセットも可能となってきていますので、上手に組み合わせることで、もともと安く使えていた通信費をさらに安く抑えることが可能となります。

光回線から光回線の移行が簡単

以前はできなかった光回線から光回線の乗り換えが簡単にできるようになっています。工事料金もかからなくなっています。
詳しくは以下の記事にまとめていますので御覧ください。
簡単！すぐできる！光回線の乗り換え　光コラボ同士であれば工事なし　メリット・デメリット乗り換え手順につい
節約しよう！ フレッツ光から光コラボレーションへの転用（移行）で節約できる　メリット・デメリットを解説

光回線のデメリット

速度の理論値と実測値の差が大きい

光回線は速度が早いことが特徴です。「NURO光」は最大速度が10GMbpsという回線速度ではありますが、使える場所もまだ少なく、実測値はそんなに速くでていません。
といっても、それほどの速度が必要となるようなコンテンツもほとんどないため、速度が遅かったとしても、困ることはあまりありませんが。

光回線とCATVの違いのまとめ

速度面の比較

光回線の方がCATVより通信速度は速い。

料金面

ネット回線だけの場合は、光回線のほうが安くなります。
CATVは有料番組もセットで申込むケースがほとんどかですので、光回線に比べると割高になります。

速度と価格を重視したい場合は、光回線がお得です。
CATVでみたい番組がある場合はCATVで契約することがおすすめです。

ケーブルテレビもサービスがいろいろ増えてきており、電気料金とセットにしたりもできるようになってきているので、ネット回線だけでみると光回線より品質は落ちる部分はあるかもしれませんが、サービスを組み合わせることで料金的には安い場合もありますので、契約時には自分の用途をしっかりさせてから契約することをおすすめします。
参考：J:COM