マラウイ共和国のコーヒーってご存知でしょうか?聞き慣れない国名ですし、マラウイ産のコーヒー自体をお店などでみかけることもないとおもうので、一般の方はしらない人のほうが多いと思います。
今回紹介したいのは、ウォームハーツコーヒークラブという団体が取り扱っているマラウイコーヒーとこの団体が行っている活動です。
目次
マラウイ産AAランクのスペシャルティコーヒー
マラウイはアフリカの内陸に位置し、湖が大きな面積を占める自然豊かな国で、国土のほとんどが高原で、降水量も多くという特徴があります。コーヒーの栽培には、標高の高さと一定量の日射・降水が必要でなので、マラウイの環境はこの条件にとてもよく当てはまっていると言えます。その反面、世界最貧国のひとつとしても知られ、産業が少ない国でもあります。マラウイ産のコーヒーは生産量が少なく、日本で目にすることは稀ですが、気候を生かした良質なコーヒーが栽培されています。
農薬を使わず、大自然の中で栽培
ウォームハーツコーヒークラブが取り扱うマラウイコーヒー豆はマラウイ北部にあるミスク地方の標高2,000メートルの大自然の中で作られています。農薬や化学肥料を使わず、間作といってコーヒー以外の作物を同時に育てることで、土地を耕し栄養分がある状態に保っています。中でもバナナは育つと大きな傘のようになり湿度を一定に保つので、コーヒーが成長する上で効果的とされています。
ウォームハーツコーヒークラブでは、その中でも高品質なAAランクのコーヒー豆を取り扱っています。
ウォームハーツコーヒークラブは売上の100%を寄付するという取り組み
コーヒーを買うとき、な国際フェアトレード認証や4C認証を受けたコーヒー豆を選んで買うことで、途上国の生産者を応援することができる仕組みがあります。
スターバックスも売上の一部で寄付を行っていますが、ウォームハーツコーヒークラブの場合は、100%がコーヒー豆の生産国マラウイの給食支援への寄付になります。
1000円分購入すると1000円で65人のマラウイの子どもたちの給食を支援することができるという取り組みになっています。
ウォームハーツコーヒークラブの関係者に聞いてみた
100%寄付できるといのって、ちょっとすごいと言うか、できるものなのか気になりますよね。そんなもので、関係者に聞いてみることにしました。
100%を寄付に回せる仕組み
購入金額の一部でなく全額を寄付に回せるとはいったいどんな仕組みですが、給食支援活動に賛同した複数の企業がウォームハーツコーヒークラブを支援しているから可能なのだそうです。
コーヒー豆の仕入れ、焙煎、包装、配送、これらの全ての費用を支援企業が負担しているので、コーヒーの価格100%がそのまま寄付になるということです。
美味しいコーヒーを買うだけではっきりとわかる形で社会貢献ができるなんていいですよね。
世界最貧国の1つマラウイでの給食は、1食約15円と言われているので、1,000円のコーヒー豆を申し込むと、1,000円が給食支援活動に寄付され、65人の子どもたちが今日も給食を食べることができ、命をつなぐことが可能になります。
なぜ学校給食支援なのか
ところで、世界最貧国のひとつとされるマラウイへの支援がなぜ、学校給食なのかという疑問もあるとおもいます。これ関しても明確な答えがあり、
マラウイでは人口の約半分が14歳未満の子どもたちなのだそうです。1994年にやっと小学校が無償化され、入学する子どもは増えましたが、なんと、その半数近くが初等教育を終えることなく中退しているというのです。子どもは労働力という考えがまだ残っているため、親が学校をやめさせてしまうのです。しかし、子どもにとって豊かな未来を切り開くためには学業は絶対に必要なものです。
学校給食が無料支援されれば、貧しい子どもたちの親が子どもを学校に通わせる理由になります。空腹を満たし、なおかつ教育も受けさせられる、一石二鳥の方法が学校給食支援なのだということです。
味を表現するのは難しいので、割愛しますが、自分もマラウイコーヒーを飲んでみましたが、美味しかったです。500円から購入可能です。
全額寄付されて、子どもたちの給食になるので、コーヒーを試してみたい方にもおすすめしたい商品です。
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