2020年12月1日、NTT Docomoが料金プランを値下げするという報道がニュースサイトで取り上げられました。ドコモは同日、「当社が発表したものではない」とした上で「さまざまな検討をしているのは事実だが、決定したものはない」とコメントを発表。「決定した際は速やかに発表する」と、NTT docomo自身の公式発表はないことを表明していますが、いろいろある通信業界で、概ねニュースの通りになるのではないかと思います。
携帯電話の料金値下げを巡っては、KDDIやソフトバンクが既に各サブブランドで新プランを発表しています。
KDDIが「UQ mobile」から月間データ容量20GBで月額3980円
ソフトバンクが「Y!mobile」から同20GBで月額4480円
しかしながら、総務省の武田良太大臣は、大手携帯事業者のメインブランドで新しい料金プランが発表されていないことを批判しており、KDDIやソフトバンクがサブブランドで新プランを発表したことに不快感を示していました。NTT docomoはこれらの流れをくんで新しいプランを発表すると予想されます。
目次
NTT docomoが導入するであろう値下プラン
以下の2つが今後提供されるのではないかと、各社報じています。
● 大容量プラン(30GB以上)を「従量制料金」
● 20GBプランを「新ブランド」(月額料金3,000円前後
大容量プラン(30GB以上)を「従量制料金」
ドコモが30GBまでの価格をどれぐらいに設定するかにもよりますが、現状のギガホよりも安い価格帯になりことでしょう。
NTTドコモの通信品質で30GB以上に対して従量課金に対しても、1GBあたりの単価を下げてくるのではないか思います。
20GBプランを「新ブランド」(月額料金3,000円前後)
KDDIがMVNOを立ち上げるという表明したことと似ている気がしますが、ドコモのサブブランドとして登場するのかもしれません。
ドコモはMVNOの回線卸をしているため、こういうことをすることが競争を阻害してしまうのではないかと思います。
キャリアが値下がをするとMVNOは困る
政府が携帯料金を下げるためにいろいろ動いて、それに呼応する形で、ドコモは動き出しているのだと思います。報道内容どおりの内容にならないかもしれませんが、今回、NTTドコモが値下げに踏み切るとなると、KDDIやソフトバンクも対応し、追随してくる可能性もあります。大手キャリアがある程度値下げされてくるのは、喜ばしいことではありますが、格安SIMを提供するMVNOへの流出が阻害され、MVNOが淘汰されていくのではないか懸念されます。そうなると本当に安い価格帯が減ってしまう可能性でてくるのはないでしょうか?政府はこの点はどのように考えているのでしょうか。
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