Spotifyを1時間利用した場合のデータ通信量はどれくらい? データ通信の節約方法も解説

スマホからBluetoothでスピーカーやイヤホンで聞くというような機会は増えてきています。月額制の音楽アプリの利用者も増えてきており、昔のようにCDを買という機会はかなり減ってきていると思います。月額制の音楽聴き放題のサービスとして人気なのはSpotifyではないかと思いますが、音楽が聴き放題といっても、動画と比較するとデータ通信容量は少なくて済みますが、通勤や通学、散歩やジョギング、生活のBGMなどでスマホで音楽を再生している時間が長いとデータ通信容量は結構必要になってしまいます。無料でもかなり使えるSpotifyを使った場合のデータ通信量を調べてみました。
利用時に発生する通信量を把握しておくことで、スマホなどの速度制限になることを防ぐことにつながります。また、データ消費を節約しながらSpotifyを使う方法についても解説します。

Spotifyの音質

Spotifyには以下の音質があります。

デスクトップ、モバイル、タブレット

Free プレミアム
自動:ネットワーク状況に応じて自動で設定 自動:ネットワーク状況に応じて自動で設定
低音質:24 kbit/秒と同程度 低音質:24 kbit/秒と同程度
標準音質:96 kbit/秒と同程度 標準音質:96 kbit/秒と同程度
高音質:160 kbit/秒と同程度 高音質:160 kbit/秒と同程度
最高音質:320 kbit/秒と同程度

通信状況に応じて切り替える「自動」モードがあり、最高音質はプレミアムプランでのみ選択可能です。
音質によって消費されるデータ通信量は違い音質がよくなればなるほどデータ通信量が大きくなります。

Web Player

Free プレミアム
AAC 128 kbit/秒 AAC 256 kbit/秒

アプリやソフトをインストールしなくても、WEBブラウザでSpotifyにログインすることで、Web Player再生することも可能です。ただし、Web Playerは音質の制御ができません。

Spotifyの1時間あたりのデータ通信量

Spotifyで必要となるデータ通信量を実測しました。検証した端末はiPhone 12と通信はポケットWi-Fiを使いました。
以下の結果に関してはスマホとタブレットでSpotifyを利用した際に必要になるデータ通信容量となります。
Web Player版には、パソコンを前提としており、固定回線での通信となるケースが多いので、割愛しています。
また、プレミアム会員ではないため最高音質に関しては測定できていませんので、Spotifyが公式にしているデータをもとして、最高音質のデータ通信容量は、高音質の2倍の数値にしています。
各音質の大まかな通信量で1時間あたりに必要な通信容量は以下の通りになります。

1時間の通信量
低音質(24kbps) 約10MB
標準音質(96kbps) 約43MB
高音質(160kbps) 約72MB
最高音質(320kbps) 144MB*

1日に1時間利用する場合、無料の場合は高音質で72MB程度、有料プランの場合は最高音質で144MBです。
動画などに比べるとかなり小さくなります。

Spotifyの1ヶ月のデータ通信量の目安

1日2時間、1ヶ月で30日利用すると仮定するとおおよそ1ヶ月でのデータ通信容量は以下のようになります。

1ヶ月の通信量
低音質(24kbps) 約600MB
標準音質(96kbps) 約2.5GB
高音質(160kbps) 約4.3GB
最高音質(320kbps) 約8.6GB*

毎日2時間高音質Spotifyを聞くとなると1ヶ月では4.6GB必要になってきます。これぐらのデータ通信容量になってくると大きいですね。

Spotifyの通信量を節約する方法

動画に比べるとSpotifyは音声データのためデータ通信量は少ないですが、1日中音楽をかけているなんて使い方をしてしまうと、データ通信量はとてつもなくつかってしまいます。気に入った曲をなんどもヘビーローテションしてもデータ通信量を使ってしまうので、注意する必要はあります。
Spotifyの通信量を節約する方法としては以下の方法が挙げられると思います。

  1. 再生する音質を下げる
  2. 再生する場合はWi-Fiを使う
  3. 有料プランにして曲をダウンロードし再生する

再生する音質を下げる

Spotifyは音質をアプリで設定を変更することで、音質を下げることが可能です。有料プランの利用の場合は最高音質から標準音質に下げるだけで通信量は7割程度減らすことが可能です。音楽を再生するスピーカーやイヤホン、ヘッドホンがそれほど良いものでない場合は、標準音質にしてもそれほど不快な音質ではないと思います。
Spotify オーディオ設定

再生する場合はWi-Fiを使う

自宅などのWiFi環境で音楽を再生できるならば、WiFiに繋いで音楽を再生しましょう。
スマホの通信量は消費されませんし、基本的にWiFiの方が速度も安定しており、通信速度は早いと思いますので、無料、有料それぞれのプランの一番良い音質で音楽を再生しつづけも速度制限などを気にする必要ありません。

有料プランにして曲をダウンロードし再生する

Spotifyは有料プランすると、音楽を再生するデバイスにダウンロードすることが出来るようになります。通勤や通学の際に、音楽を聞く場合、プレイリストを作成して、その音楽をすべてスマホなどにダウンロードしておけば、デバイスで再生するだけなので、データ通信が発生しません。ただし、音楽をダウンロードをする際にはWifi環境でまとめておこないましょう。ダウンロードは1度すれば削除するまでデバイスに残りますが、音楽ファイルは容量も大きいためそれなりのデータ通信量が必要となります。

Spotifyの価格
Spotifyの料金プラン 料金
一般プラン 月額980円
学割プラン 月額480円
ファミリープラン 月額1,580円(6人まで)
Duoプラン 月額1,280円(2人まで)
1回限りのプラン 1か月:980円
3ヶ月:2,940円
6か月:5,880円
12か月:9,800円(2か月分無料)
無料プラン 0円
有料プランのみの機能
  • 広告なし
  • 曲の音質が「最高音質」に設定可能
  • 曲をデバイスにダウンロードして、オフライン再生
  • オンデマンド再生可能
  • バックグラウンド再生可能
  • 曲順再生&シャッフル再生&リピート再生可能(音声認識スピーカーにはこの機能便利です。)

Spotifyでの通信量まとめ

うちの家庭では、けっこうSpotifyを使っており、毎日なにかしらのプレイリストをWIFI環境で繋いでリビングのスピーカー眠る前の1時間程度は音楽をBGMとして流しています。音楽があると生活がすこし余裕がある感じというか、少し明るめのBGMをかけていると気持ちも無意識によくなったり、とっても気に入ってます。
Spotifyの無料版は時間制限がありますが、1日30分程度毎日聞くぐらいでしたら、1ヶ月利用できますし、Spotifyはとても曲数が多く音楽が好きにな人にはハマるサービスだとおもいます。スマホなどで音楽をWIFIを使わないでかけっぱなしにしてしまうと、かなりデータ通信量を使用してしまうことになるので、気をつけましょう。

コメントを残す