東京都は2022年01月の東京都内企業のテレワーク実施状況について、調査を行い結果を公表しました。テレワークは新型コロナウィルスの感染拡大防止だけでなく、企業の活動の生産性向上や、働きやすさ改善に取り組む上で、重要な取り組みの一つではないかと考えています。2022年2月8日現在、オミクロン株により、日本では1日に10万人程度の感染者になってきています。
先月は拡大の一途をたどっていた時期だったので、東京都のテレワークの状況はどう変化したのでしょうか?
目次
東京都内の2022年1月のテレワーク実施率
都内企業(従業員30人以上)のテレワーク実施率は57.3%となっています。
12月よりも0.9ポイント増加しています。
調査月 | 実施率 | 増減 |
12月 | 57.3% | 0.9 ↑ |
12月 | 56.4% | -0.8 ↓ |
11月 | 57.2% | 1.8 ↑ |
10月 | 55.4% | -8.5 ↓ |
9月 | 63.9& | 1.4 ↓ |
従業員規模別のテレワーク実施率
従業員規模別のテレワーク実施率は従業員数が多いほど、テレワークを実施している割合が多く、1月は4ポイントも増加しています。
調査対象月 | 300名以上 | 100-299名 | 30-99名 |
1月 | 78.3% | 62.3% | 50.5% |
12月 | 73.7% | 63.8% | 50.2% |
11月 | 86.7% | 62.1% | 46.3% |
10月 | 84.5% | 57% | 47% |
9月 | 90% | 72.4% | 53.2% |
テレワークの実施回数
テレワークの実施回数は、週3日以上の実施が43.3%と、前回(45.6%)に比べて、2.3ポイント減少しています。
週3以上 | 増減 | |
01月 | 43.3% | -0.4% |
12月 | 45.6% | -0.4% |
11月 | 46.0% | -2.7% |
10月 | 48.7% | -0.9% |
9月 | 49.6% | -2% |
8月 | 51.6% | — |
東京都はテレワークの実施率は従業員数が多い企業が増加
2022年01月は新型コロナウィルスの感染拡大がこれまでにない勢いで拡大していった1ヶ月でしたが、東京都のテレワークは300名以上の従業員数の企業では実施は増加したものの、テレワークの日数は減少傾向がみられました。
2022年2月8日現在、東京都の実行再生算数はおちついてきているものの、1.2ほど、まもなく感染拡大は落ち着きを始めてくるかと思いますが、今回の300名以上の企業がテレワークを増やしたのは、感染拡大、濃厚接触者の増加などから、働けなくなる人を増やさないために一時的に増やされたテレワークなのかもしれません。来月もまた見ていきたいと思います。
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