2021年12月の東京のテレワーク状況はどう変化したか?東京都のテレワーク実施率調査結果

東京都は2021年12月の東京都内企業のテレワーク実施状況について、調査を行い結果を公表しています。
テレワークは感染拡大防止だけでなく、企業の生産性や働きやすさにおいて、重要な要素ではないかとおもいます。2022年現在はオミクロン株の出現により、再び日本でも新型コロナウイルスの感染が増加してきています。先月はまだ落ち着いていた時期ではありましたが、企業の働き方、特にテレワークに置いてはどのような変化があったのでしょうか?

東京都内の2021年12月のテレワーク実施率


都内企業(従業員30人以上)のテレワーク実施率は56.4%となっています。
テレワークは減少していくかと思っていましたが、11月よりも0.8ポイント減少しています。

調査月 実施率 増減
12月 56.4% -0.8 ↓
11月 57.2% 1.8 ↑
10月 55.4% -8.5 ↓
9月 63.9& 1.4 ↓

従業員規模別のテレワーク実施率


従業員規模別のテレワーク実施率は従業員数が多いほど、テレワークを実施している割合が多いですが、過去の発表データと比較してみると、12月は従業員数が少ない企業がテレワークを実施する割合が増加しています。

調査対象月 300名以上 100-299名 30-99名
12月 73.7% 63.8% 50.2%
11月 86.7% 62.1% 46.3%
10月 84.5% 57% 47%
9月 90% 72.4% 53.2%

300名以下の企業のテレワーク実施は増加しています。

テレワークの実施回数


テレワークの実施回数は、週3日以上の実施が45.0%と、前回(46.0%)に比べて、0.8ポイント減少しています。

  週3以上 増減
12月 45.6% -0.4%
11月 46.0% -2.7%
10月 48.7% -0.9%
9月 49.6% -2%
8月 51.6%

東京都はテレワークの実施率は従業員数が多い企業は減ったが、従業員数が少ない企業は増加

2021年12月は新型コロナウィルスの感染拡大もかなり日本全体でかなりおさまった状況でした。東京都のテレワークは300名以上の従業員数の企業では実施は減少傾向がみられましたが、従業員数が少ない企業で実施される率が微増しています。生産性の向上や働きやすさの改善の一貫として従業員数の多い企業で取り入れ始められたのかもしれません。

2021年12月テレワーク実施率調査結果

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