Y!モバイル 20GBで4480円の新プランMNP転出手数料も撤廃 総務省のアクションプランを受けて 今後どうなるのか?

ソフトバンクは、2020年10月27日の総務省の携帯電話事業者の競争を促し利用料金の引き下げを図るアクションプランに対応する形で、Y!モバイルより20GBの大容量で月額4,480円の新料金プラン「シンプル20」を、提供すると発表しました。
そして、MNPの転出手数料は、2021年春をめどに完全撤廃することも発表しています。

Y!mobileで提供する新料金プラン「シンプル20」


「シンプル20」は、『20GBの大容量プランが日本は諸外国に比べて高い』とする菅総理大臣の携帯値下げ要請に応えたもので、『最初の半年間だけ安い』といったことはなく、ずっと4480円で利用できます。
シンプル20には「データ増量オプション」「新規割」「おうち割 光セット」「おうち割 でんきセット」「家族割引サービス」は適用されません。

Y!mobile「シンプル20」

月額利用料4,480円
高速データ通信容量20GB
超過時の通信速度1Mbps
通話料10分以内の国内通話は無料

ソフトバンクにおける「シンプル20」の位置付け


ソフトバンクのサイトにはソフトバンクとY!モバイルの間をうめるようなプランの位置づけとなっています。ただ、20GBと50GBにはまだ大きな価格差もありますし、データ容量も2倍以上あります。
政府の携帯値下げ要請に対して、サブブランドのY!モバイルで対応した形ですね。
ちなみにAuのサブブランドだるUQでも同じようなプランが発表されています。

MNP転出手数料を完全撤廃、24時間受付可能に

ソフトバンクは、以前報じられていたとおり、ソフトバンクとY!mobileのWeb窓口(My SoftBankとMy Y!mobile)だけではなく、店頭やコールセンターを含めて、すべての受付窓口においてMNP転出手数料を完全撤廃すると発表しています。 これまでは、Web窓口での受付は午前9時から午後8時の間しか利用できませんでしたが、今後は24時間対応となります。
MNP転出手数料の撤廃と24時間対応は、2021年春をめどに実施予定です。

Y!モバイル

MVNOを苦しめるだけにならないか?

大手キャリアのサブブランドが20GBで4000円前後のプランを投入するのは政府の携帯料金値下げに答える形でありますが、これによることで、品質としてはキャリアには勝てない、格安SIMを提供するMVNOへの利用者の増加にはつながりにくくなるような気がします。MVNOの事業が減っていってしまうことで、、最終的にはキャリアが通信市場を寡占する状況は変わりません。

今回総務省のアクションプランの中には「事業者間の公正な競争を促進する」という項目があり、格安スマホ会社が大手携帯電話会社に支払うデータ接続料を今年度から3年間で半分程度まで下げるほか、音声通話の回線を借りる料金についてもさらなる引き下げに向けて検証するとしています。
MVNOに対して積極的なサービスを行っているのはドコモでありますが、ソフトバンクやAuもこの政府のアクションプランに準じた形で通信をMVNOに卸して行けるのでしょうか?

利用者のリテラシー

今後、キャリア、サブブランドも多少料金が下がるでしょうけど、通信料金を安く利用したいのであれば、MVNOの格安SIMを利用すれば良くて、今回のようにいつでも対応できるサブブランドで新プランが作られてしまうと、実店舗を持ち、広告・マーケティングにたくさんの費用をさけるサブブランドに利用者が流れることに繋がると思います。MVNOに流れるように利用者のリテラシーの向上もしくは、それを補助できる店舗サービスなどがあれば、いいのになあと思います。
現状のままでは、リテラシーが高い人は、自分に最適なプランを選びMVNOを利用することで料金を下げることが出来、そうでない人は、大手キャリア(サブブランド含む)にちょっと安くなった通信費を払い続け、現状、大きな変化にはあまりつながらないような気もします。

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