スマートフォンやタブレットをWiMAXやポケットWiFiなどいろいろなモバイル端末にはバッテリーが重要な役割を果たしています。バッテリーがないと動きませんよね。バッテリーの残量がなくなったらすぐに充電したくなったりしませんでしょうか?
スマホを2年くらいで同じ機種を使っていると、一回の充電で使用できる時間が減ってしまうことを実感する人も多いと思います、バッテリー交換するかそれとも新しい機種を買うかと、悩むのではないでしょうか。スマホやタブレットやモバイルWiFiのほとんどはリチウム電池が搭載されており、長く使えば劣化していきます。しかし、使い方や保管方法を工夫することで劣化を防ぎ、寿命を延ばしたり、トラブルを防ぐことも可能です。
今回はバッテリーの特性ついてまとめていきます。正しく理解しておくことでバッテリーを長もちします。
目次
バッテリーの特性について
バッテリーの寿命
リチウムイオン電池 の寿命は、約300回 ~ 500回の充電サイクルと言われています。
充電サイクルを計測する試験では、スマートフォンが100%まで充電された後、完全に充電切れになるまでを1充電サイクルと数え測定されます。
長く使っていると充電可能な電力量が減り、どんどん使用できる時間が短くなります。バッテリーのサイクル劣化と呼ばれる現象です。
スマホのバッテリー残量表示が100%の状態を満充電といいます。充放電を繰り返すうちに徐々に満充電状態のバッテリーの容量は減っていくのです。
iPhoneの場合、目安としてフル充電を500回繰り返すと、最大容量が80%になるように設計されています。70%台になると使用中に急にシャットダウンしたり不具合が起こる可能性があがってきます。スマホやWIFIルーターなど毎日充放電するような使い方をした場合、2年くらいでバッテリーの交換を検討する時期となります。
バッテリーは温度に弱い
新しいスマホなどは程度の条件下でもしっかりと機能するように設計されていますが、高温や低温での充電はバッテリーに負荷をあたえます。リチウムイオン電池は熱に敏感で、バッテリーの温度が約45℃以上になると劣化が始まり、劣化が進むと蓄えられる電力が低下しバッテリーの寿命にも影響が出ます。また、5℃を下回る寒い環境下はバッテリーに悪影響を及ぼします。バッテリーの保管や使用は、約5℃ ~ 45℃の範囲となっています。
寒い場所で充電、スマホを操作しながら充電して熱くなってしまっている場合は即座に充電をやめましょう。
充電しっぱなしはバッテリーに良くない
最新のスマートフォンやタブレットは過充電を防ぐために100%まで充電されると自動的に給電が止まるよう保護回路が搭載されています。そのため、充電ケーブルを挿したままでもバッテリーへの影響はすくなくなっています。モバイル機器によっては充電が80%まで達すると電流を弱めバッテリーへの負荷を減らす機能なども存在しています。ですが、過充電防止機能がついていないモバイルデバイスなどもありますので、充電しっぱなしは注意しましょう。
バッテリーが内蔵ではなく脱着が可能でバッテリーなしで起動できるタイプならバッテリーを外して使用するのもひとつの手段です。
富士ソフトのモバイルWIFIルーターはバッテリーを外しても利用することが出来ます。
富士ソフトFS040WとFS030Wを比較 新型と旧型のモバイルWi-Fiルーターがどう変わったのか
バッテリーを0%まで使い切って充電するといいというのは嘘
リチウムイオン電池では過度な振れ幅となるような100%から0%まで消費して、また0%から100%まで充電するというような利用はバッテリーに負荷をかけ劣化に繋がります。バッテリーの性能を長く保たせるなら、約20〜80%でバッテリー残量を維持しましょう。
つかってないのにバッテリーの残量が減る
使用していないと1ヶ月に約5〜10%の割合でバッテリー残量が減少します。完全に放電させた状態で長期間放置すると、バッテリー自体に逆に負荷がかかってしまい、劣化に繋がります。長期間使わずに備えておく場合は、最低でも40~50%程度はバッテリー残量が維持されているようにしておきましょう。
バッテリーを長く持たせる秘訣
使用しない時間は電源を切る
スマホなど定期的に使わない時間には電源を切っておきましょう。寝ている間に電源を消しておいたり、仕事中は電源をきるというものいいと思います。定期的に電源を切ることによってバッテリーへの負担を軽減することができます。そのことによりバッテリーの劣化を防ぐことになります。
20~80%の間でバッテリー残量を維持
リチウムイオン電池は充電が約20% 〜 80%の状態のときに最も性能を発揮します。常に100%に充電をする必要はありませんし、0%まで使い切る必要もありません。バッテリーの性能を長く保たせるなら、20〜80%でバッテリー残量を維持しましょう。
寒すぎず、熱すぎない最適な温度で利用
リチウムイオン電池は熱に敏感です、バッテリーの温度が約45℃以上になると劣化し5℃を下回る寒い環境下はバッテリーに悪影響を及ぼします。最適な温度下での利用を心がけましょう。
まとめ
スマートフォンやタブレットやWIFIルーターなどリチウム電池が搭載されているモバイルデバイスを使っていて「充電できなくなった」、「突然シャットダウンしてしまう」といったバッテリーに関するトラブルとても多くなっています。バッテリーは消耗品なので劣化は避けられませんが、その特性を理解し、使い方に気を付けましょう。
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