インターネット接続する回線の通信速度はどんどん早くなってきています。
2020年には5Gがスタートして対応機種も発売されはじめました。
NTTドコモが発表した情報によると「5G」の通信速度は受信時最大が3.4Gbps、送信時が最大182Mbpsとなるそうです、もちろん理論値になりますが。2020年6月以降に登場した5Gのミリ波は受信時最大4.1Gbps、送信時最大480Mbpsという速度になっているそうです。もちろんこれも理論値で、実際はそれほど速度も出ませんし、5Gでつながるエリアはほとんどありません。また、5Gのミリ波に対応しているスマホもかぎられています。iPhone12シリーズもまだ5Gのミリ波には対応していません。しかしながら、2025年くらいには、5Gでつながるエリアも拡充し、現在と比べるととんでもない通信速度で通信できるようになっているのではなかいと想像できます。
通信速度が早くなるのは良いのですが、通常インターネットを介して使っているサービスやアプリなど、いったいどれぐらいの通信速度があると快適に使えるのでしょうか?
今回は、インターネットを快適に利用するための通信速度の目安についてまとめました。
目次
インターネットの回線速度の目安
結論からになりますが、利用している光回線であったり、ポケットWifiやスマートフォンでの通信速度は10Mbpsの程度の速度が出ていれば快適な通信ができると判断していいと思います。意外と思うかもしれませんが、それぐらいの速度で十分なのです。スマートフォンを使っている場合はもうすくし速度が遅くても、通信が遅いとあまり感じるようなことはないとおもいます。
おそらくは5Mbp程度の通信速度が出ていれば問題ない速度といえると思います。
5Gが話題になって高速通信が可能になってきているといっても、5Gに対応したコンテンツもデバイスも環境もととのっていませんし、現状のインターネットを介して動画をみたり、ビデオ通話する場合には、10Mbps程度の通信速度がでていれば、問題なく利用できます。
サービス別の通信速度の目安
回線速度 | 用途の目安 |
---|---|
50Mbps以上 | 非常に快適な速度 動画もダウンロードも快適 |
30Mbps以上 | 快適な速度 4K動画の視聴 |
10Mbps以上 | 安定的な速度 オンラインゲームやYouTube(1080p)テレビでアマゾンPrimeやNetflixの視聴、 |
1Mbps以上 | やや低速 YouTube(360p)の視聴や、LINEビデオ通話、Zoomでの会議 |
500kbs以上 | 低速 LINE通話程度はできる。SNSもすこし遅く感じるが閲覧投稿は可能 |
ざっくりとした目安になりますが、以上のような通信速度がでていると、それぞれに応じたサービスなど快適に利用できる速度となります。回線速度は時間帯や場所によっても大きく変動し、常に安定的な通信速度がでているということは固定回線でも少ないですが、光回線で10Mbpsを下回るような速度になることはあまりありませんし、大手キャリアの回線をつかっているスマホやポケットWifiも10Mbps程度の通信速度は常に出ているとおもいます。
格安SIMの場合は通信速度に注意
格安SIMを契約する場合は安さに目が惹かれて、見落としてしまいがちですが、平均的な回線速度が選択する際の重要なポイントとなります。格安SIMによっては速度が出ないサービスもあります。
判断するための回線速度は5Mbpsを目安としておくのがいいのではないかと思います。
昨年、通信速度が遅くなったクラウドSIM技術をつかったWIFIはサービスを停止したり、データ容量に上限を設けるなど、通信速度を維持できるようにサービス内容が変わったりもしていますので、格安SIMを使ったサービスやクラウドSIMを使ったサービスには注意が必要です。
インターネットの回線速度を表す「bps」とはなにか?
インターネット回線速度は「bps(ビーピーエス)」という単位で表します。bpsとは、通信回線などのデータ伝送速度の単位で、1秒間に何ビットのデータを送れるかを表しており、1bpsは1秒間に1ビットのデータを伝送できることを表します。
1Mbps → 10Mbps → 100Mbps → 1GBps
数値が大きくなるにつれて速度が速くなります。
理論値・ベストエフォートとは?
インターネットの通信速度は、回線事業者が提示する最大限の通信速度です。最良の条件化でその通信速度が出るということで、殆どの場所では、最大の通信速度がでません。よく使われるベストエフォートという言葉や理論値という言葉は、最大通信速度となるように最大限の努力をするという意味で使われている言葉です。
通信速度はベストエフォートのような速さはでないが、問題はない
いろいろな通信サービスが高速回線を謳い文句にして新しい端末が発表されていますが、2021年1月現在は5Gで通信できる場所はごく一部で、5Gに対応したコンテンツも非常に少ない状況です。まだ2,3年は4G/LTEで10Mbpsの速度が出ていれ十分だとおもいます。
利用する端末の速度が早いほうが良いと思うかもしれませんが、実際の利用しみると通信速度はそれほど高速ではありません。しかしながら、10Mbps程度の通信速度出ている状態であれば、現状あまり困ることなくアプリを利用したり、動画をみたり、ビデオ通話ができるとおもいます。
自分が利用しているスマホや、光回線がどれぐらいでているのか気になる方は、通信速度を無料で計測してくれるサービスがありますので、測定してみてはいかがでしょうか?
インタネットの回線速度を計測できるサービス
ライトポケットです。Wi-Fi レンタルのサービスを運営しています。他社サービスも公平な視点で、通信周りことや便利なことを紹介しています。気になったサービスや商品やサービスも紹介していきます。
*商品やサービスの紹介リンクにはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトリンク、A8.netのアフィリエイトリンクが含まれている場合もあります。